Yooka-Laylee クリア感想
元レア社のスタッフが手がける、『バンジョーとカズーイの大冒険』の精神的後継作『Yooka-Laylee』をクリアしました。
全世界の本を奪い取り、出版業界を独占するCapital Bの野望を打ち砕くため、YookaとLayleeのコンビが立ち上がります。
メタや毒舌まみれのLayleeを、Yookaが「シーッ!」「Laylee!」と宥めるやり取りは、どこぞのクマとトリを彷彿とさせます。
ゲームの流れや世界観はバンカズシリーズを踏襲しており、当時とほぼ同じ感覚でプレイができました。
今回は魔法書の世界がステージとなり、「ジグソー」ではなく「Pagie(ページ)」を集めます。
ステージの数は5つに減りましたが、規模が結構デカイです。
1ステージにおけるジグソーの数が25個、オンプにあたる「Quill」の数が200個とスケールアップしていて、ボリューム不足だと感じることはありません。
また、本作では追加のPagieを消費することで、ステージを「拡張」して探索範囲を広げる楽しみもあります。
本作の謎解きの難易度は、あまり高くありません。
複雑なギミックはほとんど無く、「アクションを覚えていれば取れる」レベルの単純な内容ばかりです。
その代わり道のりがアスレチックな構成になっており、ややシビアなアクションを要求されます。
カメラワークがあまり良くないので、さらに難易度を高める要因となっています。
おなじみ、楽しいミニゲームもあります。(2~4人対戦可能)
みんな大好きいじわるクイズも収録。
変身もできます。
マインカートも…
どこをとっても黄金期のレア社ゲーそのものであり、目新しさはないのですが、逆にそこがファンにとっては嬉しいところです。
「アクションをやりたかった…」という『ガレージ大作戦』で感じた贅沢な悩みに、8年越しに応えてくれた素晴らしい作品でした。