Vita:サガ スカーレット グレイス
プレイする時間があまり取れないものの、ちょくちょくやっています。
前評判はサイアクでしたが、実際にやってみないとわからないもんです。
極限まで無駄を省いて戦闘に特化してますが、その戦闘が奇跡的に面白いのです。
タイムライン制で、行動によって味方のタイムラインが繋がると、連撃が発生。
これを狙うために、アレコレ考えながら戦闘するのが楽しすぎます。
インタラプト技やカウンターを狙うのもよし。味方を見殺しにして連撃を狙うのもよし。
もちろんジリ貧の状況で即死技を閃いちゃったり、恩寵で一発逆転しちゃうこともあります。
連撃は敵側でも発生し、テキトーに戦ってると難易度EASYでも死人が出ることも。
毎度おなじみクソゲースレスレのピーキーなバランスが、今回はイケてる気がします。
それと久しぶりにシナリオがぶっ飛んでます。
炭鉱夫の護衛クエストのやり取りとりなんか素晴らしい。
「報酬は3割でいいだろう」
「たったの3割?ふざけてるの?」
「4割でどう?」
「命が惜しくないのね?」
「冗談だよ…半分やる」
「半分ね。割り増しが欲しいな~♪」
「くっ…6割やろう」
「ふうん、血が見たいわね」
とかなり物騒なやり取りが続いた末に、
「いいだろう!血を見せてやる!」
と相手もノリノリで応じるのでたまったもんじゃありません。
戦闘後は当然のように炭鉱が消える。
このサツバツとした世界観がサガでしょう。
よくアンサガが引き合いに出されますが、趣が異なります。
シミュレーション的な要素が強く、テキトーに戦っても勝てない…のはラスレムに近い感じです。
年末じっくりプレイできるゲームとしてはちょうど良いのかなと。
一方でテンポが非常に悪く、サクッと遊ぶのには向いてないのが残念。