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絶対絶望少女 感想

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オッスメッスでございます。
『絶対絶望少女』プラチナトロフィー取りましたので感想です。ネタバレはありません。

ダンガンロンパ』シリーズ3作目(スマホアプリを除く)はスピンオフ作品であり、
従来のハイスピード推理アクションから、TPS風のアクションにジャンルを移しています。
このシリーズのスタッフが毎回変わったことをやるのは、良くわかっていることなので、
次回作がTVで、しかも週に2バージョン放送されることになっても驚きはしません。
ダンガンロンパ』ほど「ゲームだから」で済ませてくれるゲームは意外とありません。
どんなに壮大で大掛かりな仕掛けやオシオキの数々も「ゲームだから」できる。
「ゲームだから」ステージの終わりにボス専用のコロシアムがあってそこで戦う。
このバカバカしさがないと、ゲームが面白くならないことをよくわかっています。

肝心のTPSパートはどうなったかと言えば、難アリです。
救済措置はありますが、様々な場面において手間が掛かる操作性となっております。

主人公の苗木こまるは、過去シリーズの人物と違い特殊な才能は持ち合わせておらず、
そこら編にいる普通の高校生(※こんなエロい高校生は普通じゃないが)と変わりません。
そんな理由でアクションの操作性は制約されており、回避動作の類は一切取れません。
カメラが狭く狙いづらいこともあり、敵との戦闘時には走って距離を取ることになります。
よって、「距離を置いて狙いを定めて攻撃」したいのですが、この動作が難しいのです。

まず、攻撃する際には銃を構えるアクションが必要なのですが、
この間は走ることができず、照準の移動速度も極めて遅くなります。
どちらもスキルを得ることによって改善することはできるのですが、
走れるようになったとしても、照準の移動速度は思うほど上がりません。
また、右スティックでの視点操作と、×ボタンでの走る操作は絶望的なまでに相性が悪く、
後退しながら視点を微調整するといった、簡単なハズの行動まで困難を極めます。
視点移動の遅さをランでカバーできないのは、非常に残念な仕様です。

最終的には、いったん構えを解いてから距離を置く方が手っ取り早いのですが、
こまるはどんな位置を向いていても、銃を構えると視点の方向に向いてしまうため、
スムーズに敵の方へ向き直す場合、、Rで視点リセットを行う手間が掛かります。
視点が遅く、ボタンは押しづらく、手間も掛かるというスキを生じぬ三段構えは、
このゲームの大部分を占める、TPSパートの評判を大きく落とす要因だと考えられます。
(もちろん、その部分を求めて買う人はいないと思いますが)

救済措置として、△ボタンを押すと、操作キャラがジェノサイダー翔に切り替わります。
いわゆる無双のような感じで敵をバタバタ倒せるモードなのですが、
無敵で移動も速いのはもちろん、視点操作の煩わしい手間が省けるのが良いところです。
難易度でジェノサイダーモードを選ぶと、変身ゲージが常に回復するようになります。
クリア成績にもトロフィーにも関わらないので、遠慮なく選ぶのが吉でしょう。
と言うことでなおさらTPSパートの操作性の悪さが際立っています。

普段VitaでTPSをやらないので、他のゲームでも同じシステムなのかもしれませんが、
だとしたらそれはそれで問題だと思いたくなる、ストレスフルな操作性が気になりました。